今回は川の流れを再現するための説明だが、これはネットや動画を探せば見つけることが出来る(ただし英語しか出てこない)ので川の流れに沿って葉っぱを浮かせてアニメーションをするように少し応用してみた。
重要な点は滑らかな水を再現するためにはそれなりのポリゴンが必要という事。
幅2m、高さ0・5m、奥行き1mのボックスを作って分割をX=100 Y=1 Z=50とした。
色はいつも通りプリセットから水を選ぶ。スムージングとサブパッチも忘れずにやっておこう。
ポイントで10万、ポリゴンだと18万程になる。なのでレイアウトで出力するとそれなりに重くなるので気になる場合はプロパティのサブディビジョンからサブパッチレベルを下げておこう。
葉っぱは前回に制作したものをそのまま使う。
まずはレイアウトで川を原点に設置する。次に葉っぱを置くと同時にnullも作っておく。葉っぱをnullの子にしてnullを川の1m程上にセットする。nullのモーションオプションを開いてモディファイヤからノードモーションを選択。RayTraceからレイキャストジオメトリを選択してintersect→positionに接続。レイキャストをダブルクリックして川のオブジェクトを選択したら葉っぱが川のオブジェクトの上に乗った状態になる。レイキャストとはオブジェクトから見えないレーザーを照射して当たった物質に作用するノードで、初期値はY値が‐1なのでオブジェクトの下の物質に作用するという訳である。
なぜnullを作ったかというとこのレイキャストを使うとノードで座標を変えても変化しないので葉っぱだけで設定すると座標の微調整が出来ないからである。
次に川の流れを作っていく。川のオブジェクトを選択した状態でプロパティを開き、変位マップにチェックして選択。プロシージャルに変えて乱流のまま自動サイズ合わせを押す。位置のタブを押してX軸のEを押してグラフを出す。川の流れが1秒間に1m進むとして考えると、30フレームにキーを打ち、値を1mとして後の振る舞いを直線にしておく。こうする事で川の流れを再現する事が出来る。
川のオブジェクトの幅が2mなので2秒間、つまり60フレームで浮いた葉っぱが端から端まで動かなければ不自然なのでnullを0フレーム時に上流付近に合わせ、60フレーム時に下流へ合わせる。合わせるときは一旦ノードモーションを切ってからやっておこう。最後に葉っぱのオブジェクトを選択して、Y軸の調整や回転をグラフで調整し、揺れを再現して完成。
この流れはマグマだったり滝だったり色々応用しやすいので基礎として覚えておくといい。
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